ライアン・ジョンソン監督。南カリフォルニア郊外サンクレメンテ高校、ブレンダン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)のロッカーに挟まっていた紙片に書いてあったのは"12:30、サルメントソとデルリオ"。12時30分、二つの通りの交差点の公衆電話が鳴り元恋人のエミリーの声が…。オープニングから謎な展開、噂通りに「ツイン・ピークス」を連想させたが、結末はちゃんと謎も解かれ、しっかりとしたミステリーになっている。主人公の寡黙な行動は、レイモンド・チャンドラーの主人公の様にハードボイルド。不思議な魅力を持った映画だった。2005年サンダンス映画祭プレミア上映。
