ピーター・ウェーバー監督、トマス・ハリス原作脚本。1944年リトアニア、名門家の一人息子ハンニバル・レクターは、ドイツ軍の爆撃により妹と山小屋へ隠れ住んでいたが、そこに脱走兵のグルータスらがやってくる…。原作を読む前にトマス・ハリスの映画を観たのは初めて。多分、映画では表現されていない部分も多いだろうが、全体に、ごくごく普通の出来という印象。青年のレクター役(ギャスパー・ウリエル)は、アンソニー・ホプキンスが醸し出す狂気と品格の絶妙なバランスとはかなり印象が違う。レディ・ムラサキ(コン・リー)というキャラも日本人としては微妙。早く原作を読まねば。
