電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「パッチギ! LOVE&PEACE」

井筒和幸監督。舞台は前作(id:zom-1:20050125#p1)の'68年京都から'74年東京へ。アンソン(井坂俊哉)は息子チャンス(今井悠貴)の病気治療のために、妹キョンジャ(中村ゆり)ら一家で東京に引っ越してきた。アンソンはある日、駅のホームで宿敵近藤(桐谷健太)の乱闘に巻き込まれるが国鉄職員の佐藤(藤井隆)に助けられる…。チャンスの治療、キョンジャの芸能生活、父親ジンソンの終戦直後の物語が交錯した展開。前作は荒っぽさの中にも繊細さを感じ恋愛モノとして素直によく出来ていたと思う。今回は物語もギクシャクして説教臭さだけが残る。言いたい事は分かるが詰め込み過ぎだし、表現もストレート過ぎて上手くない。井筒の悪い所が出ている。ラストも何となくまとめただけだし。

http://www.pacchigi.jp/loveandpeace/