マイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮。カタールの米空軍基地が謎の機械生命体に襲撃されるが、レノックス大尉(ジョシュ・デュアメル)らは何とか逃げ延びる。一方、探検家を祖先にもつ冴えない高校生少年サム(シア・ラブーフ)は初めての車に古いスポーツカーを買ってもらうが…。予告編からは「宇宙戦争」みたいに勢いで突っ走るだけかと思ったら結構細かい設定まで考えられている。前半はスピード感が有る割には笑い所も多く上手い。中盤から後半はアクションは派手なもののストーリ展開的にはやや雑な感じ。まあ、娯楽作としては思ったより楽しめる。前半の「ラブ・バック」(1969)的な掛け合いがいい。撮影には本物のF-22、MH-53が使われている。元々の玩具はよく知らないのだけど、タカラの変形ロボット玩具シリーズを米国内でハズブロ社が販売した「Transformers」シリーズの世界観が映画の背景となっている(らしい)。正義の「サイバトロン/Autobots」と悪の「デストロン/Decepticons」の戦い、各キャラもその設定。映画は三部構成を予定しているらしい、ヒットしたらだけど。
