曽利文彦監督。バイオ技術、ロボット技術の急速な発展から国際協定が設けられたが日本はそれを不服とし2067年に鎖国。10年後の2077年、米国特殊部隊SWORDのベクシル(声:黒木メイサ)らは日本に潜入する事になる…。あまりリアルを狙ってない絵作りは嫌いじゃないがデザインには新鮮味が無いしキャラも平凡。ベクシルとマリアのキャラは被ってるし…SAITOだけは「ピンポン」のドラゴン風でいい。モーションキャプチャも人間的過ぎるという逆の不自然さが残る。面白くなりそうな設定なものの物語は極めて杜撰で、結局アレは何なの、アレとアレとの関係は、米国のアレはどうなってんの、と未消化な部分ばかり。期待ゼロだから許せたけど、ジャグ(デューンのサンドウォーム風)のレンダリングに使うCPUパワーを考えるとなんとムダな映画なんだという印象。
