電子竹林:Blog

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「遠くの空に消えた」

行定勲監督脚本。のどかな田舎の馬酔村は空港建設を巡る争いに揺れていた。その村に空港建設責任者の息子、亮介(神木隆之介)が東京から転校してくるがさっそく悪ガキの公平(ささの友間)と喧嘩となり、そして空に向かい呪文を唱えるヒハル(大後寿々花)と知り合う事になる…。監督自身のオリジナル脚本というのは評価したいが、練り不足なのか主軸が曖昧、物語で引っ張る力が弱過ぎる。ポイントとなるべきヒハルの存在感は余りに薄いし、クライマックスも盛り上がりが少ない(というか行動が不可解?)。人物が盛り沢山な割にメインの物語にはつながらず散漫になっている。サワコ先生(伊藤歩)のサイドストーリもなんか曖昧だし。

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