電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ワルボロ」

隅田靖監督、ゲッツ板谷原作。70年代末('80年?)の立川市、勉強一筋だったコーちゃん(松田翔太)は幼馴染みのヤッコ(福士誠治)との喧嘩から突然不良に転向。キャーム(木村了)、小佐野(城田優)、ビデちゃん(古畑勝隆)、カッチン(途中慎吾)と共に立川南三中・錦組として喧嘩の毎日になる…。30年近く前とは言え"ピストルの形をしたスラム一歩手前のショボイ町"の、それも錦組たちと同じ"ゴミ溜のような"町内に住んでいる身としては微妙な話だが、諏訪神社とか第一デパートとか身近な場所が舞台になるのは楽しい。ロケは立川はほとんど無く、ほとんどは高崎と本庄らしいけど。企画としては「ビー・バップ・ハイスクール」を連想させるような不良モノでなぜ今更という気もするが、スピード感のある展開と勢いある演技でそれなりに楽しめる。どちらかというとノスタルジーか。優等生の山田(新垣結衣)の位置はちょっと曖昧過ぎる気がした。六中のビーバー(武田航平)がアメ車を転がしているのは笑える(花形満か)。ヤクザの叔父役で中村トオルが出演。西原理恵子も出ていたらしいが気がつかなかった(保母役)。ちなみに米軍立川基地の返還は1977年で今年で30周年。(追記:原作読んだ id:zom-1:20070917#p3)

http://www.waruboro.jp/