電子竹林:Blog

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「北極のナヌー」- Arctic Tale -

アダム・ラヴェッチ/サラ・ロバートソン監督撮影。北極の春、母白熊、その子供のナヌーと弟は半年間こもっていた穴から抜け出し餌を求めて旅立つが、地球温暖化の影響で狩り場は少なくなっていた…。日本ではタイトルも広告も、かわいい子白熊を襲う地球温暖化という構図。実際は子供はすぐに大きくなってしまうし、もう一方の主人公セイウチのシーラは予告編でも無視されているし、日本の広告展開はちょっとあざとい(米国版予告編ではシーラは主人公として紹介されている)。それでも、ナショナル・ジオグラフィックの渾身の映像を劇場で見られたのは良かった。特に水中撮影、氷の下からの映像の美しさは感動的。クレジットで映る撮影風景で見ると16mmで撮影しているみたいで、映像はイマイチ奇麗じゃない。ビデオ撮影だった「皇帝ペンギン」(id:zom-1:20050813#p1)の映像は圧倒的美しさだった。日本語版ナレーションは稲垣吾郎、悪くは無いが声がナレーション向きじゃない印象。環境問題に対するメッセージもストレートだが共感出来る。

http://www.nanu.jp/