ポール・グリーングラス監督、ロバート・ラドラム原作「最後の暗殺者」。CIAの極秘プロジェクト「トレッドストーン計画」により記憶を消され暗殺者になったジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。ボーンは新たな「ブラックブライアー計画」を調査する英国の新聞記者ロスへの接触を図るが、ロスはすでにCIAにマークされていた…。「ボーン・アイデンティティー」(id:zom-1:20030201#p3)、「ボーン・スプレマシー」(id:zom-1:20050312#p2)の続きで多分完結編。相変わらずの追跡逃亡、追跡逃亡、追跡逃亡だけど表現力も迫力も前二作より上。手持ちカメラで速いカットの映像はかなり疲れる。ロンドンでの監視カメラのかわし方、CIAのエシュロンでの追跡はマニア心をくすぐるし、タンジール(モロッコ)の町並みを活かした追跡劇も新鮮。終わってみればアクション以外は記憶に残ってないけど、ま、それでいい映画かも。
