電子竹林:Blog

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「やわらかい手」」- Irina Palm -

サム・ガルバルスキ監督、フィリップ・ブラスバン原案脚本。ロンドン郊外の小さな町、すでに夫を亡くした中年の主婦マギー(マリアンヌ・フェイスフル)、愛する孫のオリーは難病のため医者から6週間以内にオーストラリアで手術を受けなければ助からないと宣告される。マギーは金の工面のために高級接客業の求人の店に入るが、そこはミキ(ミキ・マノイロヴィッチ)の経営する風俗店だった…。1968年アラン・ドロン主演「あの胸にもういちど」で全裸に革ライダースーツでバイクに乗ってたマリアンヌ・フェイスフルの40年後の主演作。平凡な中年女性と風俗店、この設定こそすべてな映画。そこからは大きく展開しないが飽きさせない上手い話の運び、細かいトコに気が利いたジョークも冴えている。なかなか良かった。最後はやや唐突な印象だが、その後を考えさせるラスト。(memo:フェイスフルの大叔父はマゾッフォ男爵)

http://www.irina-palm.jp/