フランシス・ローレンス監督、リチャード・マシスン原作「地球最後の男」。癌治療のため遺伝子操作した麻疹ウイルスが暴走し世界中に蔓延する。三年後の2012年、ロバート・ネビル(ウィル・スミス)は廃墟となったニューヨークで愛犬サムとともにたった一人で生きていた…。「コンスタンティン」(id:zom-1:20050417#p1)の監督でこれが二作目。1964年「地球最後の男」(未見)、1971年チャールトン・ヘストン主演「地球最後の男 オメガマン」に続く三回目の映画化。前半は何も説明しない演出で淡々と展開させ、興味を思いっきり引っ張る所は上手い。荒廃したニューヨークの町並みも見事な描きかた。予想に反してこの映画は面白いかもと思い出したが、最後の10分はちょっと頂けない。斬新なラストの展開を創造出来れば名作になったかもしれない。観るなら予備知識が無い方が吉でしょう。
