ウィル・スペック/ジョシュ・ゴードン監督。マッチョな演出のマイケルズ(ウィル・フェレル)と繊細な演技のマッケルロイ(ジョン・へダー)の二人のフィギュアスケーターは犬猿の仲。乱闘の末に男子シングル部門から永久追放されるが、男同士が組んでペア部門でスケート界に復活を果たそうとする…。ここまで下らない映画は久しぶり、ここまで来れば見事の一言。近いのは周星馳(チャウ・シンチー)とかかな、好きな人にはお勧めしたいけど嫌いな人は近寄らない方がいい。余りのお下劣さに配給会社が付かずに公開が少ないのは残念。そもそも男子ペアってのがヘンだが、ウィル・フェレルはブヨブヨ体でスケーターだし、その繰り出す技の馬鹿らしさは強烈。北朝鮮で演じた"アイアン・ロータス"の映像が衝撃的だったな～(地上波で放送は出来そうもない映像)。監督は大学以来のコンビで最近はCF監督、劇場用は初?スケート選手が観たら怒りそうな内容かと思ったけど、実際のスケート選手も出ているみたい。
