電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」

林總。アパレル会社「ハンナ」のデザイナーとなって5年の矢吹由紀は、父の急逝により新社長に選任される。さっそくメインバンクから追加融資も断られ、由紀は同じマンションに住む公認会計士の安曇氏に相談する事になる…。小説仕立てで会社経営における会計入門書としてはよく出来ている。一応、決算書、バランスシート、キャッシュフロー経営の事も理解出来る。小説仕立ての構成はゴールドラット「ザ・ゴール」の真似だろうし、「ザ・プロフィット」(部分的にしか読んでない)も連想させる。安曇氏の人間的な厚みや、会話の工夫や実践の面白さがもうちょっとあったら良かったのに。

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