中田秀夫監督。究極の選択によりキラ事件を終結させたL(松山ケンイチ)は、残った時間で未解決事件を次々と解決していく。一方、タイの殺人ウィルスの生存者の少年(福田響志)はワタリへ連絡をとり、少女・真希(福田麻由子)はテロ集団に追われる…。「DEATH NOTE」( id:zom-1:20061218#p1)のスピンオフ・ムービー。キラよりはずっと魅力的だったLを主演にするのはいいが、そもそも天才なはずのLとKの頭脳はまったく対決していない。Lもテロリスト側も陳腐な行動ばかり、余りに酷いオリジナル・ストーリー。その中でも松山ケンイチの細かい演技の上手さだけは楽しめる。福田麻由子も悪くない。福田麻由子の目つきはホラー向きかも、「ファイアスターター」のチャーリーとかをやって欲しい目。その他の脇役の下手さには目を覆いたくなる、特に佐藤めぐみ。全体には余りに安直なスピンオフの企画という事か。
