リドリー・スコット監督。1968年NY、ハーレムの黒人ギャングのボス・バンピーの死後、15年間彼に仕えてきたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン )はベトナム戦争の米兵を使った麻薬ビジネスを展開する。一方、汚職だらけの警察の中で正義を貫くニュージャージーの刑事リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)は麻薬捜査チームのリーダーに任命される…。実話ベース。二人の物語を平行して描き、最後に交差させる手法なのだが、途中の物語が単調になってしまって緊張感が無い。そもそも正義、悪者の両方ともに人間的な魅力が無いのが問題か。音楽とかファッションとか時代背景は面白い。「グラディエーター」、「プロヴァンスの贈りもの」(id:zom-1:20070811#p2)と同じリドリー・スコットとラッセル・クロウの組み合わせ。ラッセル・クロウの演技は相変わらず。
