電子竹林:Blog

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「歓喜の歌」

松岡錠司監督脚本、立川志の輔原作(新作落語)、李鳳宇(シネカノン)製作。地方都市のみたま町文化会館、暮れも押し迫った12月30日。まるでやる気の無い飯塚主任(小林薫)と若手職員の加藤(伊藤淳史)は大晦日のママさんコーラスがダブルブッキングだという事に気がく。二つのコーラスグループのリーダー、松尾みすず(由紀さおり)と五十嵐純子(安田成美)に連絡を取るが…。三谷幸喜的な喜劇と思いきや、松竹的な人情劇にまとめ結果的に成功している。人情話もギャグもかなりベタではあるが、観客の受けはかなりいい。元となった志の輔の作品は未見でどう再構成したのか分からないが、よく映画にまとめ作り上げたと思う。安田成美は力が抜けていて伸びやか、今までの映画の中で一番いいかも。原作者の立川志の輔(本人役、声が枯れてる)、立川談志リリー・フランキーなどがカメオ出演。(追記:音痴ベスト女優と言われる安田成美をコーラス映画に持ってきているのは、ある意味のギャグ?)

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