電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「いつか眠りにつく前に」-Evening-

ラホス・コルタイ監督、スーザン・マイノット原作脚本、マイケル・カニンガム脚本。死の床にある老婦人アン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)は混濁した意識の中で、二人の娘も知らないハリスという名を呼ぶ。1950年代、歌手を目指す24歳のアン(クレア・デインズ)は、親友ライラ(メイミー・ガマー)の結婚式のために訪れたロードアイランドで、医者のハリス(パトリック・ウィルソン)と出会う…。監督はトルナトーレ作品などの撮影監督で、これが監督二作目。全体的にはいい話なのは分るが、なんかまったく乗れなかった。出だしから映像に凝っている事は分るがそれほど印象的なシーンは無い。エピソードも面白くないしテンポが悪くメリハリもない。女優陣はダブル親子競演、老年ライラ役がメリル・ストリープ、若き日のライラがストリープの実娘メイミー・ガマー。老年アンがヴァネッサ・レッドグレイヴで、アンの長女コンスタンス役はレッドグレイヴの実娘のナターシャ・リチャードソン。豪華なのか親の七光りなのか、豪華対決の割には最後のストリープの登場以外は、たいした緊張感も無く平凡だった。観る人を選ぶのか??

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