ケヴィン・リマ監督。おとぎの国アンダレーシアに住むジゼル(エイミー・アダムス)は、エドワード王子(ジェームズ・マースデン)との結婚式の当日に継母ナリッサ女王(スーザン・サランドン)の魔法により恐ろしい世界へ送られるが、そこは現代のニューヨーク。途方にくれるジゼルは、離婚弁護士ロバート(パトリック・デンプシー)と出会う…。ディズニーによるファンタジーの自己パロディだが、ファンタジーを破壊する事により最後は現代NYでファンタジーを作り上げるという複雑な構造がなかなか面白く、そして成功している。ディズニーのファンタジーをある程度知っていて、パロディに抵抗ないなら楽しめると思う。万人向けか分からないが個人的には結構好き。「X-メン」のサイクロプス役ジェームズ・マースデンはヘンな役だが、微妙にパっとしない所がサイクロプスと同じ。エイミー・アダムスも微妙に老けているのがいい(33歳!)。この辺のファンタジーをリアルにする時の微妙なズレ感は楽しい。(ディズニーのプリンセスはジャスミン姫から15年ぶりらしい)
