電子竹林:Blog

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「ポストマン」

今井和久監督(初)、長嶋一茂製作総指揮主演。千葉県房総町、郵便局員の海江田龍兵(長嶋一茂)は今でもバタンコ(配達用自転車)にこだわる堅物。二年前に妻の泉に先立たれ、中三の娘あゆみ(北乃きい)と小三の息子鉄兵(小川光樹)の三人暮らし。ある日、進路決定を前にしたあゆみは寮生活への進学希望を父に伝えるが…。一言でいうと"郵便局の115分間プロモーションビデオ"。しかし、予想を裏切って結構しっかりした内容。家族をまとめられない父、母の死を受け入れらない娘、腰掛け教師、各々が自分の壁を乗り越えていく物語は面白くなる要素は十分。笑いどころも上手く捉えている。結局、郵便局プロモーション臭さを抜けばもずっと素直にいい映画になったのに。郵便配達って面白いネタだから、「イル・ポスティーノ」、「山の郵便配達」とか(ケビン・コスナー「ポストマン」は駄目か、原作は面白かったのに)。

http://www.postman-movie.jp/