電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「クローバーフィールド/HAKAISHA」-Cloverfield-

マット・リーヴス監督、J.J.エイブラムス制作。日本へ転属するロブ(マイケル・スタール=デヴィッド)のサプライズ・パーティの途中、突如、爆発音が鳴り響く。屋上に登った彼らが見たのは燃えるニューヨーク市街だった…。制作のJ.J.エイブラムスのお得意、ハンディカメラとCGそのままの手法(画質は結構奇麗)。こういうリアル感の出し方は新しい訳じゃないけど、頭の芯から疲れるので勘弁して欲しい。いつもは前から1,2番目で観るのに、今日は酔わない様に前から8番目。こんなに後ろに座ったのはの1999年年末の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」以来だから、8年半、1700本ぶりぐらい??目は疲れ切ったけど、予想よりは面白かった。人間関係は巧みに物語にはまっていたし、テープの重ね撮りの効果はラストまで上手い。ボケ役のハッドもいいアクセント。NYという事で911を意識しているし、災害の中で全体像が見えない個人の恐怖感みたいのは上手く出てはいる。それでも、結局は全体像を曖昧にして引っ張るという、この手の表現の限界は見えていて新鮮味は無かった。ラストの音楽を聴くと「ゴジラ」を意識しているのは明白。

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