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「大いなる陰謀」- Lions for Lambs -

ロバート・レッドフォード監督。ワシントンD.C.、野心的な上院議員アーヴィング(トム・クルーズ)は、ニュース番組ジャーナリストのロス(メリル・ストリープ)にアフガンでの新戦略情報を流す。同時刻カリフォルニア、大学教授マレー(ロバート・レッドフォード)は、無気力な生徒トッド(アンドリュー・ガーフィールド)との面接に望む。同時刻アフガニスタン、マレーの教え子のアーリアン(デレク・ルーク)とアーネスト(マイケル・ペーニャ)は、アーヴィングが仕掛けた新戦略により戦地へ向かう…。政治的信条は共感出来るし、語っている事は真っ当な内容だけど、映画にするには工夫が足りない。戦地以外では、延々と二人同士の会話が繰り広げられるばかり。語っている内容はかなり面白いのだけど、映画よりは違う表現手段が似合う。これだけのメンバーが集められるならもっと面白い映画に出来たのに。非常に残念。原題「Lions for Lambs」は第一次世界大戦でドイツ軍将軍が、英国軍を"愚かな羊たちに率いられた勇敢なライオン"と語った事に由来するらしい(史実?)。

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