熊澤尚人監督、森絵都原作。サラブレッドの富士谷要一(池松壮亮)に憧れ、飛込みを始めた坂井知季(林遣都)。二人が通うミズキダイビングクラブ(MDC)に就任した新コーチ麻木夏陽子(瀬戸朝香)は、クラブの存続の条件としてオリンピックへの代表選手を送り出す事となる…。原作は未読。北京オリンピック前に若手ボーイズ水着映画でも作ってみようか的な商売っ気が見え隠れするのがナンだけど、意外に悪くない。この監督、「親指さがし」(id:zom-1:20060902#p2)みたいな駄作もあるし、「虹の女神」(id:zom-1:20061104#p1)みたいな名作もあるし、素材次第なのかよく判らない監督。撮影が難しそうな競技だけどよく工夫されている。特に最後のダイブの水中撮影は凄い、トリックは使ってないと思うけど。林遣都は「バッテリー」(id:zom-1:20070313#p1)に続いてスポ根ものがよく似合う。蓮佛美沙子も出ているが、随分と大人っぽくなった。沖津飛沫役の溝端淳平など、ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身者多数。(追記:水平線が見える飛び込み台のプールは凄い、倉敷市の児島マリンプール)
