電子竹林:Blog

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「JUNO/ジュノ」- JUNO -

ジェイソン・ライトマン監督、ディアブロ・コディ脚本。16歳の高校生、ジュノ(エレン・ペイジ)は同級生ポーリー(マイケル・セラ)との一度のセックスで妊娠。中絶を断念したジュノは、親友リア(オリヴィア・サルビー)と理想的な里親ヴェネッサとマークを見つけるが…。オフビート感がある演出は好みだし、それに合ったエレン・ペイジのキャラは非常に魅力的。それでも妊娠、出産、育児というものをどこか単純化、美化して、ネガティブな部分は隠蔽しているのはかなり気になる。この映画に影響されたマサチューセッツ州グロスター市の高校生集団妊娠事件(17人!、不成功は何人だったんだ?)みたいに、遊びとしての妊娠につながってしまったのは判る気がする。基本的に面白かっただけに残念。やはりR25ぐらいで公開するか、「フレンズ~ポールとミシェル」1971年と二本立てにするしかないな。

http://movies.foxjapan.com/juno/