電子竹林:Blog

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「カメレオン」

阪本順治監督、丸山昇一脚本。詐欺を働きながら暮らす伍郎(藤原竜也)、公介(塩谷瞬)たち。仕事の帰りの地下駐車場で国家機密の拉致現場を目撃した伍郎らは政府の掃除人RCAの木島(豊原功補)に狙われ、小池佳子(水川あさみ)も巻き込み逃げる事になる…。丸山昇一が30年前に松田優作のために書いた脚本「カメレオン座の男」の映画化。昭和という時代と松田優作の香りがプンプンして、それなりに成立するけど今の時代ではどうなのかなという印象が強い。辻褄の合わない(合わせようともしてない)ラスト、しょうもないギャグ、迫力が無い割には大変な格闘シーン、犬塚弘/谷啓/加藤治子脇役キャラの脱力演技などなど、すべてが昭和っぽい。その中でも藤原竜也は頑張っているとは思うが、あまりに時代の呪縛が強すぎたのでは。予想よりは面白かったけど。

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