宮崎駿原作脚本監督。崖の上の一軒家に住む５歳の少年・宗介(声:土井洋輝)、父・耕一(声:長嶋一茂)は小金井丸の船長、母・リサ(声:山口智子)はデイケアサービス"ひまわり園"職員。ある日、海の住人フジモト(声:所ジョージ)の元から家出したさかなの子・ポニョ(声:奈良柚莉愛)と宗介が出会う…。アンデルセンの「人魚姫」がベースとなった話で子供向きで比較的単純なストーリ展開。予告編からはあんまり魅力を感じなかったけど、あれは出し惜しみをしているだけで、大人でも楽しめる。「ハウルの動く城」よりはずっと好き。今の社会や文明への宮崎駿なりのメッセージを込めているのはいつもの通りだけど、あまり説教臭くならずに上手いと思う。今回、CGを使わず手書きの作画らしい。海の表現などなかなか巧みだが、シーンにより作画の上手い下手がある感じ。(ポニョの本名はブリュンヒルデ)
