ジョン・スティーヴンソン/マーク・オズボーン監督。山深い"平和の谷"、最悪の敵タイ・ランから"竜の巻物"を守るため、ウーグウェイ導師が伝説の戦士に選んだのは、ツル、モンキー、タイガー、ヘビ、カマキリのマスター・ファイブでは無く、ぐうたらなラーメン屋の息子・パンダのポーだった。シーフー老師はポーの特訓を始めるが…。ドリームワークスのCGアニメ。それほどの期待は無かったが、正当派カンフー映画をアレンジした物語は上手い。これは実写で観てみたいと思わせるぐらい。声優たち、ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェン、ルーシー・リューと無駄なほどの贅沢さもいい。カンフーもジャッキー・チェンが監修しているだけあって、メリハリが効いたアクション。モーションキャプチャに頼らないアニメらしい動きもいい。特に特訓シーンはジャッキー的なアイデアが盛り込まれていて楽しい。個人的には意外な拾い物という印象。