電子竹林:Blog

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「イントゥ・ザ・ワイルド」-Into the Wild-

ショーン・ペン監督脚本、ジョン・クラカワー原作「荒野へ」。1990年夏ジョージア州アトランタ、エモリー大学を優秀な成績で卒業した22歳のクリス・マッカンドレス(エミール・ハーシュ)は父親と母親と妹を残し、中古のダットサンで旅に出る。アレグサンダー・スーパートランプ と名乗り、アリゾナ、カリフォルニア、サウスダコダへと自由に旅し、最終的に目指したのはアラスカの荒野だった…。ノンフィクションのこの原作は未読、面白いに違いない。人を選ぶかもしれないか映画もかなり面白かった。個人的には今年のベスト10に入るだろう。人間関係、家族関係、物質社会、冒険、幸福、自由な生き方と、説教臭くなりそうな題材を静かに描き出すロードムービー。誰しも、心のどこかにクリスに共感する部分を持っているに違いない。アラスカをはじめ北米の自然の描写も非常に美しい。そして極めて厳しい。(追記:原作を読む id:zom-1:20081109#p2)

http://intothewild.jp/