電子竹林:Blog

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「おくりびと」

滝田洋二郎監督、小山薫堂脚本。小林大悟(本木雅弘)は東京でチェリストをしていた楽団が解散、妻の美香(広末涼子)と共に故郷の山形へ戻る。大悟が求人広告で見つけた仕事は、佐々木(山崎努)が経営する納棺の会社だった…。第32回モントリオール世界映画祭グランプリも納得。納棺という作業から日本的な死生観が見える。海外で評価が高いのも分かる。巧みに笑えるシーンを盛り込みながら全体には感動的。企画自体が、主演の本木雅弘の提案だったというのは驚き。それだけに、この役に力が入っているのが分かる。エンド・クレジットの本木の納棺師の所作の美しさは確かに芸術的。吉行和子笹野高史峰岸徹など脇役もいい。滝田洋二郎の代表作となるだろうな。(立川シネマシティで観たけど3ロール目あたりで10分ほどかなり映写が荒れていた、パーフォレーションの痛みみたいな感じ)

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