電子竹林:Blog

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「次郎長三国志」

マキノ雅彦(津川雅彦)監督、村上元三原作。祝言をあげたばかりのお蝶(鈴木京香)を残し出ていた一年の旅から、次郎長(中井貴一)は大政(岸部一徳)、法印の大五郎(笹野高史)、森の石松(温水洋一)らとともに帰ってくる。さらに追分政五郎(北村一輝)も加わった一家に、甲州の黒駒の勝蔵(佐藤浩市)、三馬政(竹内力)たちの影が忍び寄る…。マキノ雅彦、「寝ずの番」(id:zom-1:20060427#p1)に続く二本目。始まり30分ぐらいは軽快なスピード感と演出で面白かったのに、中盤からはキレも悪くグズグズなテンポでメリハリが無い。マキノ雅弘次郎長三国志」シリーズの数話分のエピソードを一本に詰め込んでいるのが無理がある(東映版1~4という感じなのか?)。続編作るつもりで、こんなに詰め込まなくてよかったのに。その中でも、中井貴一の殺陣はさすがにキレがよくて画面が締まる。岸部一徳の大政も存在感があっていい。久六の蛭子能収は酷い演技だった。

http://www.jirocho-movie.jp/