電子竹林:Blog

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「石内尋常高等小学校 花は散れども」

新藤兼人監督脚本原作。大正12年、広島近くの田舎の石内尋常小学校。五年生の級長の良人、副級長のみどり、三吉たち、担任の市川先生(柄本明)は同じ教師の道子(川上麻衣子)と結婚する。30年後、村の収入役となった三吉(六平直政)は市川先生の定年祝いを開き、東京で売れない脚本家となっていた良人(豊川悦司)は料亭の女将となったみどり(大竹しのぶ)と再会する…。ともかく95歳で現役監督という事自体が凄い。ここまで行くと誰も文句は言えず止められず、好き勝手やっている感じ。黒澤明の遺作「まあだだよ」みたいな印象を受ける。柄本明は力が入り過ぎているし、ベタな演出も多いけど、まあ"95歳"ってのはそれを全部無視出来る怖いもの知らずのパワーがあって、ダイナミックに感じる。95歳でもエロチックな場面は入れたいのだろうなあ。

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