ジョン・ウー(呉宇森)監督。西暦208年、魏の曹操(チャン・フォンイー/張豊毅)軍に追われる蜀の劉備軍。軍師の諸葛亮(金城武)は呉と同盟を結ぶため孫権(チャン・チェン/張震)の元に向かい、司令官・周瑜(トニー・レオン/梁朝偉)と出会う…。赤壁の戦い1800年記念。Part Iは長坂の趙雲による阿斗(劉禅)の救出から、赤壁の戦い前夜までの話。Part Iで2時間半と結構長い。ジョン・ウーらしく見せ場以外は気が抜けていて余計なエピソードが多く、30分は短く出来ると思う。戦闘シーンの見せ場はさすがに上手く、無意味に強い関羽、趙雲、張飛の活躍はファンには楽しい。主軸は諸葛亮、周瑜、孫権で人間像まで深く描かれている。何を考えているか分からないアルカイク・スマイルが似合う金城武の孔明は意外に良かった。(追記:Part II → id:zom-1:20090411#p1)
