電子竹林:Blog

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「きつねと私の12か月」- Le Renard et l’enfant -

リュック・ジャケ監督原作脚本。フランス、アルプス地方。10歳になったばかりの少女リラ(ベルティーユ・ノエル=ブリュノー)は学校の帰りに森の中で美しいきつねと出会う。リラはきつねをテトゥと名付け、仲良くなろうと森に通いつめるが…。「皇帝ペンギン」(id:zom-1:20050813#p1)の監督による、自身の実体験をベースにした物語。途中でダレる部分はあるものの、何より森の四季の映像が美しく素晴らしい。今回はドキュメンタリーではないが自然な動物の描写もいいし、主人公も素朴で可愛い。ただの動物と子供の感動モノではなく、ラストの方の展開はちょっと驚いた。さすがフランスは子供向け映画でも厳しいところがある。ジャン=ジャック・アノーの「小熊物語」とかもあるし、フランスは動物モノが結構好きだなあ。「子ぎつねヘレン」(id:zom-1:20060326#p1)と題材は似ていても、表現に対する真剣さが違う。

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