井上晃一監督、松田裕子脚本、鈴木由美子原案。幼い頃からデブ、ブスといじめられてきた神無月カンナ(山田優)は、偶然に知り合った蓮台寺浩介(永田彬)の恋人になろうと全身整形で超美人に生まれかわる。カンナは浩介が勤めるアパレルの大企業・亀戸商会の受付嬢となり、やがて隅田川菜々子(中別府葵)、カバコ(山崎静代)と共に新ブランドを立ち上げることになるが…。元はコミックだが韓国で先に映画化(id:zom-1:20071231#p1)されて(原作とあんまり関係ないけど)、後から日本で映画化されるという珍しいパターン。人物の名前や性格、配置はコミックと同じだけど設定も展開もかなり違う。コミック版の面白さであるブス思考回路の美人というギャップはあまり活かされていない。全体には単なる山田優のアイドルものに収まってしまっている。韓国版の方がはるかに上手く設定を活かしていた。製作のデジタルハリウッド・エンタテインメントの趣味なのか、妙なストップモーション風CGアニメとか、8mm映画風主観描写とか邪魔なだけ。
