フィリダ・ロイド監督、キャサリン・ジョンソン脚本。ギリシャ、エーゲ海。愛の女神アフロディアの泉の伝説が残る島カロカイリ。小さなホテルを経営するドナ(メリル・ストリープ)が女手一つで育てた娘ソフィ(アマンダ・セイフライド)の結婚式はもうすぐ。ソフィアはドナの日記をこっそり読み、父親の可能性がある3人サム(ピアース・ブロスナン)、ビル、ハリーを招待するが…。オリジナルは1999年初演のミュージカル、未見。舞台の演出家、脚本家が監督と脚本を担当。いかにミュージカルのノリを映像で再現するかに集中していて、最初から妙にみんなハイテンション。そのままのペースで展開する。それにノレて、ABBAの曲が嫌いじゃなければそれなりに観られる。映画的なメリハリや展開の工夫は少ない。多分、ミュージカルの舞台をノリノリで観る方がずっと面白いと思う。設定的には40歳ちょっとぐらいの役にメリル・ストリープはかなり厳しいかも。
