電子竹林:Blog

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「禅 ZEN」

高橋伴明監督脚本、大谷哲夫製作総指揮原作「永平の風 道元の生涯」。鎌倉時代、24歳の道元(中村勘太郎)は仏門の正師を求め宋に渡る。宋の腐敗した仏道に幻滅した頃、寂円(テイ龍進)の案内により如浄禅師の元で修行を積むことになるが…。日本曹洞宗開祖、道元の物語。道元は「正法眼蔵」を書いたという程度の日本史の知識ぐらいしかないけど、物語自体は複雑でもなく分かりやすい。"ただ座禅すること"の只管打坐(しかんたざ)の教えを、物語随所でうまく使っている。基本的にいい話を丁寧に作っている印象はあるが、中盤はややテンポが悪くなっているし部分的には演出が粗い。しかし、なんで監督が高橋伴明なんだろうか?

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