電子竹林:Blog

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「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 - The Curious Case of Benjamin Button -

デビッド・フィンチャー監督、エリック・ロス脚本、F・スコット・フィッツジェラルド原作(短編)。第一次世界大戦末期の1918年、ニューオリンズ。老人の姿で生まれた赤ん坊は置き去りにされ、老人施設で働く黒人女性クイニーにより、ベンジャミン(ブラッド・ピット)と名付けられ育てられる。成長するにつれて若返っていくベンジャミンは、1930年の感謝祭にデイジー(ケイト・ブランシェット)と出会う…。原作未読だが(今まで翻訳されてなかった?)、短編を膨らませたエリック・ロスの映画原案、脚本は冴えている。「フォレスト・ガンプ」と同じ芸風で、歴史のおさらいみたいな感じがあるがその時間感覚が面白い。押さえた演出はなかなか良いし退屈は感じないが、2時間50分はちょっと長い気がする。エリザベス役ティルダ・スウィントンケイト・ブランシェットって凄く雰囲気が似ていると思うのだけど、これはわざとの配役なのだろうか。(追記:「ジャズ・エイジの物語」に収録?)

http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/