電子竹林:Blog

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「ジェネラル・ルージュの凱旋」

中村義洋監督、海堂尊原作。「チーム・バチスタ事件」事件を解決した倫理委員会委員長、不定愁訴外来・田口公子(竹内結子)の元に、救命救急のセンター長・速水(堺雅人)と医療メーカーが癒着しているとの告発文が届く。厚生労働省の白鳥(阿部寛)の元にも同じ様な告発文が届くが、医療メーカーの支店長が自殺する事件が起きる…。前作(id:zom-1:20080216#p2)では違和感が強かった田口役の竹内結子も、慣れたのか素直に受け入れられた。医療ミステリーでは無いシンプルな物語がいい、テンポも悪くない。効率主義の病院経営、過酷な救命救急、トリアージ、ドクターヘリなどの描き方にも社会派な面が強く好感が持てる。全体には堺雅人のキャラが成功の要因の一つかも。阿部寛の活躍は少ない。原作は未読。「チーム・バチスタの栄光」(id:zom-1:20071208#p4)は良かったけど、「ナイチンゲールの沈黙」(id:zom-1:20071225#p2)がイマイチだったので見送っていたが、これは読んでみないと。

http://www.general-rouge.jp/