電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「巨象も踊る」- Who Says Elephants Can’t Dance -

ルイス.V.ガースナー。1990年の最高益の後に業界は一変、1993年160億ドルの赤字となるIBM再生のために送り込まれたルイス・ガースナー本人による話。本人による文章なので実にリアル。読み物として面白い。1990年のIBMの改革は、あっという間に日本まで広まりIBMの知人も仕事がすぐに変わった。当時は何故そんな変革が必要だったのか、そして何をやろうとしたのか、どうやって成功させたのか不思議だったが、これを読んで納得出来た。「超マシン誕生」のIBM再建版(CEO)みたいな面白さ。プロジェクターの電源を切って事業についての話をしよう、という象徴的出来事やそれぞれのエピソードが面白い。(memo:工学部卒、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAマッキンゼーナビスコCEO、アメックスCEOという経歴)(memo:メインフレームの直接の脅威になったのはオープンなオペレーティング環境UNIXが台頭したこと)(memo:コンピュータ業界の構造=スタック→システム/ミドルウェア/アプリケーション/サービス)

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