電子竹林:Blog

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「ウォッチメン」- Watchmen -

ザック・スナイダー監督、アラン・ムーア/デイブ・ギボンズ原作。ニクソン大統領5選後の1985年は米ソ核戦争目前。米国NY、かつてウォッチメンと呼ばれたヒーローの一人で引退していた通称コメディアン(ジェフリー・ディーン・モーガン)が何者かに殺される。ロールシャッハ(ジャッキー・アール・ヘイリー)は独自に捜査を始め、同じウォッチメンのダン別名ナイトオウル(パトリック・ウィルソン)に会う。またジョン別名Dr.マンハッタン(ビリー・クラダップ)の元を去ったローレン別名シルク・スペクター(マリン・アッカーマン)はダンの元へ行き、ヴェイト別名オジマンディアス(マシュー・グッド)の元には刺客が現れる…。原作未読。2時間43分、かなり複雑な物語。単なるヒーローものと思って観に行ったら愕然とするかも。単純にはアメコミ・ヒーローのパロディとして観る事も出来るけど、世界の警察、米帝国主義への痛烈な批判が込められている。それには近代史の知識がある程度必要。ニクソン大統領、ベトナム戦争JFK暗殺などはまあ常識か。雑学的にはウォーホールとか、こっそりデヴィッド・ボウイとか。正義とは平和とは何か考えさせられる結末はなかなか哲学的だと思う。ちなみに、ヴェイトの机には黒の初期Mac、またマルチモニタにはリドリー・スコットによるMacのCM「1984」が何故か流れていた。

http://www.watchmenmovie.co.uk/intl/jp/