電子竹林:Blog

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「ザ・バンク 堕ちた巨像」- The International -

トム・ティクヴァ監督。ルクセンブルクに拠点を置く欧州の巨大銀行IBCC、その武器取引の情報を追うニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)とインターポール捜査官ルイ・サリンジャー(クライヴ・オーウェン)だが、捜査の先々で証拠や証人が消えていく…。「ラン・ローラ・ラン」、「パフューム」(id:zom-1:20070401#p1)の監督による社会派な作品。派手さは少ないが、緊張と緩和の作り方が上手い。フィクションとは思いつつ、どこかで実際にありそうな物語が作る閉塞感が息苦しい。ちゃんと観てないと最後の方は理解しにくいかも。実際の場所でどこまで撮影したか分からないが(CG合成は分かったけど)グッゲンハイム美術館のアクションシーンが派手で凄い。あんな事を美術館が許したのがちょっと信じられない。ナオミ・ワッツは出番も少ないけど、なんか平凡、パっとしない感じだった。

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