電子竹林:Blog

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「デュプリシティ-スパイは、スパイに嘘をつく」- Duplicity -

トニー・ギルロイ監督脚本。元英国MI6諜報員のレイ(クライヴ・オーウェン)は、今はNYでトイレタリー企業エクイクロム社のためにライバルのB&R社を探るスパイチームの一員。レイが接触した相手は、6年前にレイを罠にかけた元CIAで今はエクイクロム社の情報管理部門に勤めるクレア(ジュリア・ロバーツ)だった…。初監督の前作「フェイクサー」(id:zom-1:20080417#p1)が良かったので期待はしていたが、これもなかなかいい。「フィクサー」並に物語は複雑に入り組んでいるが、内容は社会派というよりは娯楽作。'60~'70年代のオシャレなスパイものを観ているよう。コンゲームの巧みな仕掛けは上手い。集中して観ていないとついていけないかもしれない。微妙な嫉妬心を出すジュリア・ロバーツの演技は上手い(相変わらず口は大きいけど)。原題"Duplicity"は二枚舌の意。

http://duplicity-spy-spy.jp/