電子竹林:Blog

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「ザ・プーチン 戦慄の闇」- Putin’s Labyrint

ティーヴ・レヴィン。アンナ・ポリトコフスカヤの「エレベータの殺人」、「ノルド・オスト」モスクワ劇場占拠事件、アレクサンドル・リトヴィネンコの暗殺「裏切り者」、ニコライ・ホフロの放射性毒物での暗殺「ニコライ」などなど、内容はもの凄い。とても文明国とは思えない話ばかり、独裁主義への逆行をリアルに感じる。ちょうどNHKスペシャル「揺れる大国 プーチンのロシア」で、プーチンのリスト(国家資本主義)、膨張するロシア正教(愛国道徳教育)、グルジアの苦悩、プーチンの子供たち(復活する軍事大国)をやっていたので、分かりやすかった。著者は10年以上ロシアで活躍したジャーナリスト。最初、 最初はハイテク系のジャーナリストのスティーブン・レヴィだと思っていたら、別人だった。「プーチン、自らを語る」も読んでみたくなった。

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