電子竹林:Blog

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「納棺夫日記」

青木新門。著者は新聞の求人広告から葬儀社に就職、現在は専務取締役をへて監査役本木雅弘が読んで「おくりびと」(id:zom-1:20080913#p2) の原点になった本。『納棺夫日記』、第一章「みぞれの季節」は葬儀社に努め始めた困惑。第二章「人の死いろいろ」は轢死体、縊死体、独居老人など様々な死との出会い、「ひかりといのち」は宗教色が強く親鸞宮沢賢治から死を語る。実体験は興味深いが、その後は宗教色が強過ぎる印象。その他、短編小説「柿の炎」、「少年と林檎」も収録。これは余り面白くなかった。

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