キム・ジウン監督、脚本。1930年代満州、日本軍が残した宝の地図を狙い満州鉄道を襲う残虐な馬賊のボスのパク・チャンイ(イ・ビョンホン)だが、間抜けなコソ泥のユン・テグ(ソン・ガンホ)に横取りされる。逃げるユン・テグをさらに、クールな賞金稼ぎのパク・ドウォン(チョン・ウソン)が追うが…。韓国によるキムチ・ウェスタン(と言うらしい)。出だしのセンス、テンポの良さに引きつけられる。1980年代後半の香港映画のようなスタイリッシュだけどパワーに満ちた感じ。西部劇にインスパイアされているというが、作りは香港映画。無駄に殺しすぎるのはちょっと難点。CG無しのスタントのアクションは見応えがあるが、やはり香港にはかなわないし、俳優がちゃんと武術を出来ないのでアクションが弱い。まあ予想通りの展開。ラストはそれなりにまとめているが、もうちょっと盛り上げがあって良かったかも。チョン・ウソンはクールで二枚目だけど他の二人に比べるとキャラが弱かった。
