電子竹林:Blog

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「私の中のあなた」- My Sisters’s Keeper -

ニック・カサヴェテス監督脚本、ジョディ・ピコー原作「わたしのなかのあなた」。元弁護士の母サラ・フェッツジェラルド(キャメロン・ディアス)、消防士の父ブライアン(ジェイソン・パトリック)、失読症の兄ジェシー(エヴァン・エリングソン)、白血病の姉ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)、そして11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)の一家。アナは、二歳のケイトが白血病だと分かった時、臓器提供ドナーとして遺伝子操作により計画的に生まれてきた子供だった。臍帯血、輸血、骨髄移植とケイトの犠牲になってきたアナだが、腎臓提供を拒むために弁護士キャンベル・アレグサンダー(アレック・ボールドウィン)の事務所を訪ねるが…。予告編からは、難病モノに加えて米国的な訴訟モノをプラスしたものという印象しか受けなかったが、予想よりは物語はずっと深くて面白かった。前半は平凡な展開かと思いきや、中盤から何かそれぞれの思いにひっかかりを感じて、それがラストにかけて意外な展開をしていく。なかなか上手い物語。アビゲイル・ブレスリンは「リトル・ミス・サンシャイン」(id:zom-1:20061231#p1)の子供っぽさは薄れ、立派な女優になっているのを感じる。キャメロン・ディアスも今までの中では一番好きかも。すでに母親役の年齢なのかあ。

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