電子竹林:Blog

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「母なる証明」

ポン・ジュノ監督原案。漢方薬局で働く母(キム・ヘジャ)、軽い知的障害のある一人息子のトジュン(ウォンビン)。ある日、女子高生ムン・アジュンの無惨な遺体が発見され、容疑者としてトジュンが逮捕されるが…。「グエムル 漢江の怪物」(id:zom-1:20060903#1)以来の3年ぶりのポン・ジュノ作品。オープニングからなんじゃこれはと唖然としたが、最後には深い意味に気がつかされる。最後30分の怒濤の展開には心底驚かされた。これは日本のヌルイ映画界では作れないな、作れてもメジャー公開出来ないなと思わせた。韓国映画界の懐の深さが羨ましい。通して観ると無駄が無いシーンばかりで細かい所まで、伏線が効いていて見事。一瞬も気が抜けない。衝撃的な映画だった、必見。

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