水田伸生監督、宮藤官九郎脚本。幼い頃に父に捨てられ生き別れになっていた兄弟、兄の祐太(阿部サダヲ)はハムカツ屋「デリカの山ちゃん」で必死に働く町内の人気者。弟の祐介(瑛太)は金城大介(塚本高史)と金城ブラザースとして大ブレイクしていたお笑い芸人。ある時、初代山ちゃんの一人娘、デブで不細工で行方不明だった徹子(竹内結子)が美人になって突然帰ってくる…。監督脚本主演が「舞妓Haaaan!!!」(id:zom-1:20070616#p1)のコンビで期待はかなりあったが…駄目だった。阿部サダヲのテンションの高さは相変わらずだけどヘンに人情喜劇なトーンの中で浮いてしまっている。部分では笑えるけどテンポが悪いし、泣けるわけでもない。なんとも中途半端な映画。「舞妓Haaaan!!!」みたいな飛び抜け方が欲しい。なんかこじんまりしてしまった。
