電子竹林:Blog

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「曲がれスプーン」

本広克行監督、上田誠脚本原作(ヨーロッパ企画)。超常現象バラエティ番組「あすなろサイキック」のAD、桜井米(長澤まさみ)はカメラ片手にエスパー探しの全国行脚に出る。クリスマスイブ、早乙女(志賀廣太郎)がマスターの「Cafe de 念力」では恒例のパーティが開かれ、透視の筧(中川晴樹)、エレキネシスの井出(川島潤哉)、テレパシーの椎名(辻修)、サイコキネシスの河岡(諏訪雅)、さらにテレポーテーションの小山(三宅弘城)、細男の神田(岩井秀人)が集まるが、そこに桜井米が現れる…。「サマータイムマシン・ブルース」 (id:zom-1:20050916#p1)と同じ監督、脚本という事で期待があったが、悪く無いにしても平凡。大体、みんなが長澤まさみと出会うまででほぼ半分を終了してしまう、このスピード感の無さはどうなんだろうか。伏線は上手く、なかなか気が利いた笑い所も多いのだけど全体にはテンポが悪く感じる。やはり舞台の方が映える物語かも。本広克行は、「サマータイム…」の方が特例だったんだろうな。

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