松田秀知監督、寺田敏雄脚本。現金輸送車から2億6000万円を強奪した御堂啓一郎(津川雅彦)、中川伸也(反町隆史)ら三人は、木元祐介(林遣都)たちを50人余りを人質にショッピングモールに立てこもる。警視庁捜査一課特殊捜査班(通称SIT)の宇佐木玲子(米倉涼子)は犯人との交渉に入るが…。元のドラマは未見。タイトルからして二時間ドラマ風だけど、中身もそんな感じ。全体像が見えない中盤まではそれなりだったけど、盛り上がるはずの後半はグズグズ。作りは全体にまったく安っぽいし、物語は裏を作るだけで深みがない。「交渉人」という割には交渉しないし、「頭脳戦」という割には頭使って無いし、どういうコンセプトの話なんだろうか。邦画のダメさを集めた様な映画、いや邦画じゃなくて単にTVドラマか。
