電子竹林:Blog

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「誘拐ラプソディー」

榊英雄監督、荻原浩原作、黒沢久子脚本。前科一犯で借金を抱える伊達秀吉(高橋克典)は自殺を試みるが失敗。偶然に知り合った6歳の家出少年の伝助(林遼威)を誘拐するが、親の篠宮智彦(哀川翔)はヤクザの組長だった…。原作未読。榊英雄は監督6作目みたいだけど、観るのは初めて。本来2009年12月公開予定だったが、ヤクザの岸田役で出ていた押尾学が逮捕されたために延期。監督が代役で出演して完成させたいわく付き。その影響がどの程度あるか不明だが、微妙にぎこちない展開は編集に影響しているんじゃないかと思う。全体にはスリル、アクション、笑いありのヒューマンドラマな設定なんだけど、あんまり面白く無い。演出が平凡、展開のテンポも悪い。俳優それぞれは、それなりには演技出来てると思うんだけどなあ。高橋克典はショボイ男をショボく自然に演じていていいと思う。

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